2025年4月13日から始まった【大阪・関西万博】。開幕前は開催費用や準備の遅れ、会場のアクセス問題など、さまざまな懸念の声がネット上でも上がっていました。しかし、実際に足を運んでみるとその印象は大きく変わりました。「行ってみたら予想以上に良かった」「子どもと一緒に楽しめた」「世界各国の文化を体験できて感動した」といった声がSNSでも多数投稿されています。
私自身も、実際に会場を訪れて一日中回ってきました。この記事ではその体験をもとに、注目すべきパビリオンの紹介はもちろん、快適に過ごすための持ち物やルートの組み立て方、事前に知っておきたいポイントまで、徹底的にまとめました。
万博にこれから行こうと思っている方、家族連れで迷っている方、または「実際どうなの?」と気になっている方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。

実際に行ってわかった!心を打たれる感動のパビリオン
万博といえば、やはり最大の目玉は各国のパビリオン。世界中の文化・技術・思想を体験できる、まさに「リアルな異文化交流の場」となっています。
中でも特に印象に残ったのが以下のパビリオンです。
◆フランス館:香りと光が織りなすアート空間
フランス館は、展示の中に「香り」を取り入れていて、空間全体が五感を刺激してくれます。伝統と最先端技術が融合した演出は、まるで現代アートを鑑賞しているよう。館内では「香りの記憶」をテーマに、フランス文化の深みを体感できます。シャネルやディオールといったブランドに触れられるコーナーもあり、女性に特に人気です。
◆UAE館:柱の一本一本まで文化を表現
アラブ首長国連邦(UAE)館では、まず建物そのものが壮観。柱にはナツメヤシの繊維を使っており、見た目だけでなく手触りや香りにもこだわっています。中では砂漠の水問題や未来の都市のビジョンなど、リアルな課題をアートで伝えていて、非常に考えさせられました。
◆韓国館:Kカルチャーと未来の融合
若者を中心に大人気だったのが韓国館。BTSやBLACKPINKといったK-POPのパフォーマンスが大型モニターで映し出されており、思わず写真を撮る人が続出。さらに美容・テクノロジー分野の紹介もあり、韓国の「今」と「これから」を感じることができます。
◆日本館:サステナビリティと美意識の融合
日本館では、廃棄物を素材に使った展示など「サステナブル」を強く意識した構成になっていました。一見地味にも思えるのですが、じっくり見ると日本らしい繊細な技術や自然への敬意が感じられ、外国人来場者からも高評価でした。
世界を巡る旅のような体験ができる各国パビリオン
一歩パビリオンに足を踏み入れれば、まるでその国を旅しているような没入体験ができます。
-
スペイン館では地中海を思わせる青と白の世界観、タイルアートやフラメンコ文化なども展示。
-
インド館ではスパイスの香りが広がり、アーユルヴェーダのデモンストレーションもありました。
-
ウズベキスタン館では足元に敷かれたジャリ(砂利)のような床材から、中央アジアの乾いた空気をリアルに感じられます。
-
スイス館では山岳地帯の自然と、持続可能な観光のあり方がテーマになっていて、木の香りが印象的でした。
どの国も、展示内容に自国のストーリーや社会課題をしっかりと織り込んでおり、「ただ見るだけ」ではなく「感じ、考えさせられる体験」ができます。
未来を感じる企業パビリオンも必見!
万博のもう一つの醍醐味は、民間企業による最先端テクノロジーの展示です。
◆NTTグループ:未来の通信を体験
ここではPerfumeのバーチャルライブが目玉展示となっており、3Dホログラムによって実際にそこにいるかのような臨場感を味わえます。また、IOWN構想など、次世代通信インフラの説明もあり、技術好きにはたまらない内容です。
◆パナソニック館:サステナブルな暮らしを未来視点で
パナソニック館では、太陽光や電動モビリティなど、脱炭素に向けた技術の展示が中心。「未来の家」の中を自由に歩きながら、電力の使い方や住まいの在り方を学べます。
◆三菱未来館:宇宙と地球のつながりを再認識
三菱グループは「宇宙開発」と「地球環境」をテーマにしていて、ロケットの大型模型や惑星探査シミュレーションなど、大人も子どもも楽しめる構成でした。
これらの企業パビリオンは、単なる広告スペースではなく、来場者に未来の暮らしを具体的にイメージさせるための空間として設計されているのが印象的でした。
快適に楽しむための持ち物と事前準備
大阪万博の会場は非常に広く、1日中歩き回ることになります。快適に過ごすためには、以下の持ち物を準備しておきましょう。
必須アイテム
-
歩きやすいスニーカー:万博では1日で1万〜2万歩近く歩くことも。靴擦れしない靴を選びましょう。
-
帽子・サングラス:屋外での待機時間が長い場合もあるので、日差し対策は必須。
-
モバイルバッテリー:写真撮影や公式アプリの使用で電池の減りが早くなります。
-
電子マネー・クレカ:多くのブースではキャッシュレス対応。現金よりスムーズです。
-
折りたたみ傘orレインコート:突然の雨にも対応できるように。
特にお子さま連れの方は、水分補給用のボトルや、待ち時間に遊べる小物もあると便利です。
効率よくパビリオンを回るためのコツ
パビリオンの数は非常に多いため、計画的に回らないと見たい場所を見逃してしまうことも。以下のポイントを押さえておくと効率的です。
-
事前に行きたいパビリオンをリスト化(優先順位をつける)
-
公式アプリの混雑状況・待ち時間情報をチェック
-
午前中は人気パビリオンに集中し、午後は空いているエリアを回る
-
体力温存のために、休憩できるカフェやベンチを把握しておく
子ども連れや高齢の方と一緒の場合は、暑さ対策と休憩のタイミングを特に重視してください。
まとめ:大阪万博は想像以上に「行ってよかった」と思えるイベント!
開催前はさまざまな不安や否定的な意見もありましたが、実際に行ってみると「これは行く価値がある!」と実感できました。世界中の文化や価値観に触れ、最新の技術を体験できる大阪万博は、まさに未来への入口です。
事前にしっかりと準備をしておけば、体力的にも精神的にも余裕を持って1日を楽しめます。ぜひ、大阪・関西万博で、あなた自身の「感動体験」を見つけてみてください。
コメント